准看護師から看護師になるには

給与の違い

准看護師はメリットがたくさんありますが、やはり最終的には看護師を目指される方もいます。
法律では看護師と准看護師の違いはしっかり定義されていますが、実際には業務に大差がないこと、それでいて給与には違いがあることに不満を持ち、看護師を目指す方も多いでしょう。

最短2年で資格が取れて、高等学校衛生看護科があり、正准看護師の学校より入試が簡単。
だから准看護師にはなっても、看護師の資格を取りたい、そう思ったときはどうすれば良いのでしょうか。

最短で准看護師から正看護師になろうと思えば、看護短期大学や看護学校の2年コースに入り、試験を受けるのが一番手っ取り早いです。
高卒からストレートで3年の看護学校へ行くより、1年早く正看護師になることができます。

高校卒業後には、準看護学校に2年通って資格を取得し、看護短期大学に2年通う方法なら看護大学と同じ4年で資格を取得することもできます。
いずれにしても、最短で3年から4年はかかると考えておいてください。

看護専修学校へいく

准看護師の免許を取得しそのまま就職し、正看護の資格を取得したいと考える方も多いでしょう。
そこで、そんな人のために2004年に設けられたのが、看護専修学校です。

長い期間準看護師として臨床経験があるものにたいして2年間の通信教育で看護師資格を得ることができるという学校です。
これによって、経験や技術を持っていながらも准看護師としてのみしか働くことができなかった人でも、キャリアアップやスキルアップの機会を設けることができるようになったのです。

2001年から2010年の間に、准看護師は減り、看護師は増えております。
正看護師数の77%が正看護師として働いています。
この数字を見ても、准看護師から正看護師になりたいと考えている方が多いということがわかりますね。