1滴の血から3分でがん診断

早期発見が大切

d391147032acbf0ed1df1c9f6a911d72_sがんは早期に発見することができれば治癒が見込める時代です。
検査を受けないより、受けたほうが良いことは間違いありませんがしっかり早期発見するためには、どんな検査を受けるかが大切です。
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このサイトでは、がんを早期発見する方法が書かれています。
たとえば胃がんの場合胃カメラをすることで早期発見することができます。
でもその頻度といえば、半年から1年に一度は検査を受けなければいけません。

ピロリ菌の感染やペプシノーゲンが低いかどうかなど、胃カメラを受けると簡単に胃がんは発見できます。
早期発見するには、半年に一度は胃カメラ検査を受けなければいけません。

では、肺がんはどうでしょうか。
現在、胸部X線撮影やCT検査の有効性は証明されていませんし、欧米では10年以上前から検査の有効性が否定され、検診そのものが廃止されています。

肺がんを予防するには、禁煙が一番有効ですが、1年に1度喀痰細胞診を受けたり、ヘリカルCT検査を受けることで肺がんを早期発見することが可能です。
最近、肺がんとともに急増している大腸がんは、便潜血検査で発見することができます。
もちろん、大腸カメラでも検査可能です。

乳がんは、唯一自分で発見することができるがんです。
胸に触れるとしこりがあればまずガンだと考えて外科を受診します。
月に一度は自分で調べることが大切です。

他にも様々ながんがありますが、どれも検査は細胞検査やエコー、CT撮影など病院で時間や費用がかかるものばかり。
費用に関しては助成制度などもありますが、多くの方が「検査など必要ない」と考えているでしょう。
そんな考えでは、がんを早期発見することはできません。

血液1滴約3分でガンが発見できる

血液検査はCT検査や超音波検査、胃カメラや大腸カメラなどよりとても楽な検査です。
多くの方が、採血を一度は経験したことがあるでしょう。

兵庫県神戸市中央区の医療機関会社「マイテック」と、昭和だがくなどのグループが世界で初めて開発した血液検査は、とても画期的な検査です。
血液1滴でガンが早期発見できるというもの。

血液中のガンに関連する物質が放つ光をとらえて、がんの有無を確認することができる検査です。
わずか1滴の血液で、3分以内で診断できるという手軽さに注目を集めています。
1年以内の臨床応用を目指し、現在も進められています。

どうやって血液からガンを早期発見できるのかというと、開発された特殊な金属チップを使って、がん細胞が免疫に攻撃されたときに血液中に溶け出す「ヌクレオソーム」という物質を集めて、レーザーを当てて検出した量でガンを診断する手法です。
その後もっと簡単な方法を模索し検査を行ったところ、がん患者と良性腫瘍の患者20人で検査を行いがん患者の血液が発行するという手法を発見。
初期のガンでも検出できるという画期的な検査が生まれたのです。

この検査なら、離島の方でも画像さえあれば診断できますし、都会と地方の医療格差の解消にもつながります。
また、健康診断の採決のあまりを少し活用するだけで良いので、健康診断のように気軽な気持ちでガンの検査を受けることができる点が最大の魅力です。
ガンは早期発見が大切ですから、この検査方法が早く応用されることを願います。