どんなことを学ぶのか
看護師になるためには、看護学校で様々なことを学びます。
たとえば、包帯の巻き方などは教科書を見ただけではしっかり学ぶことができないでしょう。
それこそ、注射の仕方、点滴や血圧測定など、対象となる人物がいなければしっかり学ぶことはできません。
寝たきりの方の苦痛や介護が必要なかたのつらさなどは、教科書で得られないものです。
それを、実際に体験できるのが看護臨床実習です。
教師や保育士などになるにも、実習経験が必要です。
実際に経験してこそ、本当にこれまで学んできた知識が生かされるというものです。
学校では、実習に先立ち看護の基礎、専門分野について学習します。
実際に学生同士で看護技術の演習を行ったり、学内実習を行います。
学内実習の内容は学校によって異なります。
人形を使って傷の消毒を練習したり、学生同士で経鼻チューブをいれるという実習もあります。
もちろん、ケアやベッドメーキングなどもあります。
学内実習において臨床の現場で安全な介護を行うための十分な技術を習得したら、いざ学外実習へと進みます。
医療機関で行う実習
実習には、基礎看護、成人、老年、小児、母性、精神、在宅と様々な種類があります。
実習医療機関は病院だけではなく、介護施設、保健所、学校の保健室、幼稚園での実習があることも。
実習は座学や演習のようにスムーズにはいきません。
看護を実際に必要としている方へ行うのですから、本当につらいことばかりです。
患者さんや医療機関のスタッフさんとのコミュニケーションの取り方に戸惑うこともあると思います。
人間関係も、実習の辛さの一つです。
本当のつらさは体験して理解できる
看護実習は、朝早くから夕方まで、ずっと緊張の連続です。
実習に関しては看護計画の提出と、毎日のレポート提出などもあります。
人にもよりますが、精神的にも体力的にもつらいものです。
でも、実習の間に得ることができる経験や知識はかなり多く、実習のためだけに学業に励んできたといってもいいほど、実習で得られることは学業の何倍にも及びます。
実習性を受け入れてくださる患者さんは、優しい方ばかりではありません。
でも、多くの方が未来の看護師さんの育成を応援してくれて、協力してくださっています。
感謝しながら、つらさを絶え、立派な看護師になってください。
そして、皆さまに恩返しできるような素晴らしい人材になれるよう、実習が終われば次につらい、試験対策が待っていますよ。
学生寮へ入居すると移動が楽
私も、学生の頃は学校と提携した学生寮に住んでいました。
今は兵庫で看護師をしていますが、当時は新潟の看護専門学校へ訳あって通っていたのです。
学生寮は、食事付きというところも多く、実習で自炊する気が起きなくても専門の管理栄養士の方が作ってくれるご飯があります。
栄養バランスも偏ることがないので、健康維持にも最適なのです。
また、学校までの距離も近いので、学校と寮の行き来は楽ですし、実習があっても移動が比較的楽だった記憶がありますし、辛かった実習も乗り切ることができました。
もちろん、実家の距離が近いという場合などは別ですが、他県から上京したという場合はこうした学生寮に住んでみるのもいいかもしれません。
新潟には国立大の新潟大学があるほか、看護専門学校も複数あったので、同じ境遇の仲間にも出会えてとても充実した学生生活を送ることができました。
今となっては懐かしい思い出です。
新潟大学や新潟県の看護専門学校に通う予定のある方は、学生寮などの学生専用物件を検討してみてはいかがでしょう。
私が実際に利用した物件サイトを載せておきますね。